世界史やってて

思ったこと
裁判官制度って、本当にやる価値があるのかなってね

古代オリエント、アテネではくじ引きで将軍以外の官職、すべてを決定していた時期があります
それは半分成功し、半分失敗したような構図となっております
成功の要因は、恐らく将軍ペリクレスの器がデカすぎたから
彼が死去して以来、アテネは衆愚政治に陥り、衰退の一途をたどることになりました、と

私が知る限り、一番古い民主政の衆愚化がこれ
以来、手を変え品を変え、この手の構図はいろんなとこに顔を出します

言えることは、どんな人がやってきてもその人をうまく使える技能がある人の存在あって初めて、無作為による抽出で選ばれた集団は機能するということ

その技能のある人、ってのがそうゴロゴロ居るか？と言う話です
しかも、裁判に携わる人という制限付きで

正直な所、全ての陪審員を使う裁判のリードする人間が、そう言った技能を持ってるとは思えない
今までその人たちが、そういう技能を積極的に養ってるかって言うと、きっと大多数がそうではない
こういうのは一種のカリスマでもあるしなぁ

しかもですよ？陪審員自体がのっぴきならない事情があれば辞退可能なんですよね
例えば、会社である程度重要なポストについてるとか、親の介護とか、人命救助に影響及ぼすとか
保障出来ないものが多すぎて、のっぴきならない事情がもやたらバラエティーに富んでいると、自然に限られた層の人間しか携わらなくなる
しかも期間が分からん、とかなったら、下手したら首切られるよなぁってね

以前、アメリカでもそういう手紙が来たって話あったけど、彼女は英語が分からんと断っていました

ああいうのを見た後だと、いちいち疑心的にならんとイマイチすっきりせんのです